つらい更年期障害の症状を和らげる対策や注意について紹介しますので参考にしてください。
更年期障害の主な症状や特徴
40代にはいり、50才前後の女性の悩みの1つが更年期障害と言われますが、実際のところ、どんな症状が、更年期障害なのでしょうか。
更年期障害は人それぞれいろんな症状があるけれど、気付かないうちに終わるような軽い症状もありますが、中には、日常生活も大変という人も案外多くいるので、主な症状がどんなものがあるのか紹介します。
更年期障害の主な症状として、代表的なのが頭痛です。突然おこり、毎日起きるようになる人もいれば、月に数回という人もいますが、若いときはそれほどでもなかったのが、40歳過ぎてからひどくなります。
- 片頭痛
- 緊張型頭痛
片頭痛
片頭痛と聞くと頭が痛いと思いがちですが、片頭痛が引き金となっていろんな症状が現れることがあります。
- 吐き気
- 体がほてる
- 汗を大量にかく
- めまい
- むくみ
- 脈が速くなる
- 胸の痛みがある
緊張型頭痛
緊張型頭痛はストレスや首の緊張によって起こることが多いです。首には自律神経が集まっています。肩甲骨は首や肩につながる筋肉とつながっているので、硬くなってしまうと血行が悪くなって緊張型頭痛が起こりやすくなります。
- きつい帽子で締め付けられるような痛み
- 眼精疲労
- めまい
頭が痛い頭痛だけでなく肩や首のコリや睡眠障害なども更年期障害なんです。
関連記事⇒更年期女性の頭痛対策
更年期障害が起きる主な原因
更年期障害の症状が起きる一番の原因は、女性ホルモン「エストロゲン」の減少です。女性ホルモンが減少すると、自律神経が乱れていろんな症状を引き起こしてしまいます。
- 頭痛・・・・・・・・・血行がうまくいかなくなって、神経が刺激される
- 肩こりや首のこり・・・血行不良
- ほてりや発汗・・・・・血管コントロールがうまくいかなくなる
- めまい・・・・・・・・血液の流れが悪くなるため
- 睡眠障害・・・・・・・睡眠と関係のある自律神経がコントロールできなくなる
自律神経は目に見えるものではないけれど、自律神経が乱れるとこんなにもいろんな不快な症状がでるのかと思うと、心配になるのも仕方ないですね。
大豆イソフラボンの効果で更年期障害の予防は可能?
更年期障害をやわらげるのに有効なものの1つが大豆イソフラボンです。大豆イソフラボンは大豆に含まれる成分で、女性ホルモン(エストロゲン)と似た作用があります。
これは、大豆イソフラボン(ゲニステイン)の化学構造式が、女性ホルモン(エストロゲン)の化学構造式とよく似ているので、その働きも似ているという結果なのでしょう。
- 肌の新陳代謝を促進する
- 髪のツヤやハリを保つ
- 卵巣内の卵胞を成熟させて卵子を育てて排卵に備える
- 子宮内膜を厚くして受精卵の着床を準備する
- 乳房や性器、皮下脂肪を発育させて丸みのある女性らしい体を作る
- コレステロールの増加を抑えて動脈硬化を防ぐ
- 骨を丈夫にする
- 周期的に生理を起こす
- 自律神経を安定させる
- 膣や膀胱の伸縮性や自浄作用を高める
イソフラボンの摂取量が多い人ほど、ほてりなどの更年期障害が起きる率が少ないというデータもあります。
- 納豆(1パック 50g)・・・65.0mg
- 大豆飲料(125m)・・・・69.0mg
- 豆腐(1/2丁 110g)・・・55.0mg
- 油揚げ(1/2枚 75g)・・・52.5mg
- 大豆煮(50g)・・・・・・30.0mg
- きな粉(大さじ1)・・・・15.6mg
- みそ(大さじ1)・・・・・7.2mg
大豆イソフラボンを摂ることで、40代~から減少してしまう女性ホルモン(エストロゲン)を補って、更年期障害の症状を緩和したり予防することができます。
日本人より外国人の方が更年期障害の悩みが多いという結果もあることからしても、日本人の方が大豆製品を良く食べるため症状が軽いということなんですね。
女性の更年期障害にはいろんな症状がありますが、主な症状の多くは、自律神経の乱れが原因で、女性ホルモン「エストロゲン」の減少によって起こります。
更年期になったら不足するエストロゲンの代わりになる栄養素を摂取して、更年期障害の症状をやわらげたり、予防するようにしましょう。
- 更年期障害の緩和や予防
- ガン予防
- 美肌効果
エストロゲンの代わりになる栄養素の1つが大豆イソフラボンで、大豆製品に含まれる成分がエストロゲンに働きが似ているので、普段から摂取することを意識すると、つらい更年期障害の良い予防策になりますね。
大豆イソフラボンは他にもガン予防や美肌にも効果があるので、食事に大豆製品を取り入れると健康維持に大きく役立ちますよ!